マーケティングリサーチと消費者心理
マーケティングリサーチは、
ビジネスの世界では非常に役立つ方法の一つです。
何と言っても、
お客様からの意見を集めて商品開発に役立てるのですから、
より実用的で本質的な手段と言うことができます。
しかし、マーケティングリサーチを行う時には注意点があります。
マーケティングリサーチは万能ではありません。
リサーチの結果とは、
真逆の行動を取ることが「正」の時もあります。
それに関係するのが、
消費者心理です。
マーケティングリサーチをすれば、
常に安くて、丈夫で、長持ちして、
品質の良い製品が好まれるという結果が出てくるでしょう。
しかし、消費者心理はこれと逆の行動を取ることがあります。
消費者は、安いものが続けば今度は高いものを購入したいと思います。
実際に、そのタイミングで高いものを投入して売上を伸ばした実例もあります。
消費者は必ずしも、
常に合理的な行動を取るわけではありません。
このような行動をマーケティングリサーチから推測することは、
難しいことです。
マーケティングリサーチを利用する際には注意する必要があります。

マーケティングリサーチは逆算的発想
どんなことも、
分からないことがあれば調べることから始めます。
調べることによって知識を持ち、
その後に取るべき行動が分かります。
商売でお客様が何を求めているのか分からなければ、
調べることから始めれば良いわけです。
それが、マーケティングリサーチです。
調べることによって、
無駄なことや余計なことをせずに済みます。
それが、マーケティングリサーチの最も魅力的なことです。
お客様が求める物を作れば、
売れます。
欲しい人がいれば、
商品は売れます。
作っては投入、
作っては投入という実験的な試行錯誤をする必要がありません。
マーケティングリサーチは逆算的に目的を達成します。
ニーズのあるものから作る商品やサービスを決めます。
商品を作ってから、あれはダメ、
これは良いと判断するのとでは効率的に大きく違います。
この効率的な作業こそ、
マーケティングリサーチの一番の魅力だと言えます。
マーケティングリサーチでは潜在的なニーズが重要
マーケティングリサーチでは、
気を付けなければならない注意点があります。
マーケティングリサーチは、
お客様から欲しい商品の情報を集めることを目的にしています。
お客様が欲しい商品なら、
作れば売れる筈です。
しかし、これには条件があります。
お客様が欲しいと言っていた商品を作っても、
潜在的に持っている本当のニーズがその商品とは別のところにあると、
商品を作っても売れません。
これは、お客様が欲しいと思っていた商品では目的を満たすことができないと気付いた場合や、
お客様自身が本当に達成したい目的が何なのかに気付いていない場合には、
このようなことが起きます。
このようなことは頻繁に起こる可能性がありますので、
お客様からのヒアリングの時には、
常にお客様の潜在的なニーズに気を配る必要があります。
お客様の要望通りの商品を作っても、
常に売れるとは限りません。
時に潜在的なニーズは、
お客様の発言とは真逆の方向にある場合もあります。
マーケティングリサーチのアドホック調査の特徴
アドホック調査とは、
定期的に行う調査とは反対にあるものと説明すればどのような調査か想像が付きやすいのではないでしょうか。
マーケティングリサーチの調査は、
大きく分けて2つあります。
定期的に行う調査とこのアドホック調査です。
定期的に行う調査が、
顧客の変化や市場の流れを見るのに適しているのに対し、
アドホック調査はある目的を持って単発的に行われる調査になります。
新製品の開発や新しいサービスを作りたいと考えている場合には、
こちらが利用されます。
マーケティングリサーチの調査というと、
このアドホック調査を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
定期的な調査は、
市場動向を知るための重要な調査ではありますが、
この結果を利用して何かを生み出すということには余り向いていません。
これに向いているのは、
アドホック調査の方です。
売り上げに貢献するという意味で、
アドホック調査の方がより現実的で実用的な調査ということができます。